ロゴっぽいものをつくる①

 (主にTRPGシナリオの)ロゴっぽいものをつくるノウハウを書きます。(といってもしばらくはTRPGシナリオにかぎらない話をします)

 

#ロゴっぽく見えない例

 

 まずは例をひとつ挙げます。


f:id:ViVi-shark:20210119005949p:plain

 

 文面は、『Fate』の「無限の剣製」のものです。今回の話において、文の内容は重要じゃないので、テキトーに持ってきました。

 

 で、上の例の「UNLIMITED BRADE WORKS」は、(個々人の感性にもよるところですが)あんまりロゴっぽく見えないとおもいます。

 これが話しの出発点です。

 

#ロゴとは特別な文字列である

 

f:id:ViVi-shark:20210119005949p:plain


 この例が、なぜロゴっぽく見えないかというと、【「UNLIMITED BRADE WORKS」の部分が、ほかの部分とほとんどおなじ文字の表現だから】です。

 漢字&かなとアルファベットという違いと、フォントサイズの違いこそありますが、それ以外は同じです。だから本文の延長か、そうでなくとも(ロゴほどには)重要度の高くない文字に見える、というりくつです。

 

 これを改善すべく、もっと特別な表現にしてみます。


f:id:ViVi-shark:20210119010041p:plain

 

 フォントと、色を変えて、同じ文字列をふたつ重ねてみました。

 

 (やはり個々人の感覚にはよりますが、)そこそこロゴっぽさが出たんじゃないでしょうか?

 すくなくともロゴ以外の部分と地続きには見えづらいとおもいます。

 

 ところで、同じ処置を全文に適用すると、

 

f:id:ViVi-shark:20210119010112p:plain

 

 ……こうなります。

 

 ロゴっぽさが減りましたね。全文がほとんど同じ調子にもどったからです。

 

#まとめ&つづく

 

 というわけで、ここまでを雑にまとめると、【ロゴっぽさは特別な文字表現によってうまれる】といえます。そして【特別さは、周囲の要素との比較によって増減する】ともいえます。

 

f:id:ViVi-shark:20210119005949p:plain

 

 ここまでは最低限度の話で、この例もロゴに見えるかというとややあやしいですよね。もっとそれっぽく見せるための話は、次回につづきます。